こんにちは。HEMP AINAスタッフです。
今回は近年大注目の成分であるCBNについて解説していきます。
CBNとは?
主に麻の成熟した茎に含まれる100種類以上あるレアカンナビノイドのひとつです。植物では麻にのみ含まれています。
CBNの研究はCBDほどは進んでおらずまだ細部まで解明されていないのが現状です。
麻に含まれるTHCという成分(ハイになる成分)が熱分解されることによってCBNが生成されます。
CBNはTHCが熱によって変性した成分なので熱に強いのも特徴です。460°の熱にも耐えることができるのでクッキーやその他エディブルに混ぜたりベイプで吸うくらいでは成分は失われません。常温での保存もOKです。
CBNはとても希少性の高い成分でCBDと比べると高価な成分になりますのでCBDを原材料に使った製品と比べると値段が高くなるのも特徴です。
CBNは違法性はなく合法成分
違法性のあるTHCとは違い、CBNは合法になります。違法性はありません。
また、THCと違い強いハイになるような効果は少ないですがTHCの10分の1ほどの精神作用があるとされているため個人の体質によっては弱い精神作用が出ることもあります。
2024年4月に厚生労働省から希少疾病医薬品として認可されました。難病への有用性についてはまだ研究段階で今後研究が進めば難病の治療薬になることも期待できるでしょう。
CBDとCBNの違い
多くの方が疑問を持つのがCBDとCBNはどう違うのか?というCBDとの違いについてです。一番の違いはCBNの方が体感を感じやすいという特徴です。CBNの効果はCBDと似ていますがCBDとの最大の違いは一度の摂取量を増やすと体感が現れるという点です。
CBDはTRPV1受容体やセロトニン受容体に働きかけます。これらの受容体に作用したところで体感を感じることが少なくなんとなく効いた感じがする、なんとなくリラックス感がある気がするなど、CBDでは作用の体感が弱いのが特徴です。
一方、CBNの効果は脳のCB1受容体とCB2に直接働きかけることです。CBNはこれらの受容体に働きかけることによって体感を得やすくなります。
主な体感効果
主な効果はCBNには精神面での不安をリラックスさせる効果があります。不安が解消されて睡眠の質の向上が期待できます。CBNの抗不安作用によって間接的に睡眠の質を向上させる効果があります。
CBDやテルペンと合わせて一緒に摂取することでその効果は大きなものになります。
※テルペンとは植物の香りの中に含まれる化合物の相称のことです。
また、食欲増進効果もあります。CBNを摂取した後は食欲が増します。不思議と食事が美味しく感じるのも特徴です。
CBNの一度の摂取量を増やすと、身体が重くなり眠気が来る、音が良く聞こえる、色彩感覚が豊かになる、笑いのツボが浅くなるなどの精神作用の体感も感じることがあります。
効果的な摂取方法
脂溶性で油に溶けやすく、オイルに含ませたりクッキーやカプセル、油脂を含むエディブル(クッキーやチョコレートなど)と一緒に摂取することが推奨されています。※ただし、最近では水溶性のCBNパウダーも開発されており飲み物に混ぜて摂取することも可能です。
CBNオイル
舌下吸収によって摂取する方法です。数滴を舌の下に垂らすことでCBNの一度の摂取量が少なくなるので体感(精神作用)はほとんどありません。
摂取後1~2時間で効果を実感することができます。
CBNカプセル
ヘンプオイルやMCTオイル、オリーブオイルに溶かしたCBNをカプセルとして摂取する方法です。
一度の摂取量が多くなるので精神作用を感じることがあります。
弱い精神作用が現れる体感までの時間は1時間ほどです。
エディブル(食品)
クッキー、チョコレート、グミ、飲み物といった食品と一緒に摂取する方法です。こちらも一度の摂取量を増やすことで精神作用を体感することができます。空腹時に摂取することで体感を得られやすくなります。
また、グミや飲み物では水溶性のCBNパウダーを溶かしたものと一緒に摂取されます。
吸入からの摂取
リキッドをヴェポライザー(電子タバコのようなもの)を使って吸入する摂取方法です。初心者の方は3~4回吸うだけでも十分な効果を得ることができます。
体感までの時間が早く数分~数十分で体感が現れます。